花押は、その瞬間に生きていた。
甦る歴史の決定的瞬間と躍動する姿
三国志の中の諸葛孔明が亡くなったことを悟らせないように軍を引き上げ、あの司馬仲達をして「 死せる孔明、生ける仲 達を走らす 」の故事にあるように
武田信玄もまた病に倒れた時、士気を失わないよう手紙に花押を
数百も書きしるし、信玄の存在を花押に託しました。
花押は人が伝える最後の自己主張であり、自分を示す唯一の手段です。その中には4千年を超える漢字文化と人の歴史が詰まった
そして夢が希望が語られています。
時代は移り変わっても人の心は想いは変わりません。
季節と同じに繰り返していきます。
花押は心と体、そして人を結びつける小さく深い魔物なのかもしれません。
.2009年9月 望月鶴川 記