〜 一番当たり前の事 〜
【同じ繰り返し】
あまり片付けが上手なほうではないですが、いつも 「あった場所に片づける」をいつも心がけています。
一番簡単で早いからです。
あたりまえのことだと思っていましたが、それがどうやら当たり前ではないらしい。
先日新聞に、片づけ上手は「あった場所に戻す」という事が出ていました。
「思わず、えっ!!!」 ・・・ どんな秘訣があるんだろうと思っていたのに
なぁんだ! いつもやってる事で当たり前のことじゃないか・・・
同時通訳の神様と言われた「国弘正雄」は簡単な一つの文章の
音読を500〜1000回繰り返すのが最大の勉強法と言っています。
どれも当たり前のことの繰り返しです。
脳科学者でなないので詳しくはわかりませんが、繰り返すことは
動物の習性・本能で繰り返すことにより、体が受け入れることを認識
するのだと思います。
修行時代、簡単な印鑑をこれでもかこれでもかと繰り返し彫刻していました。
ひたすら同じことの繰り返し、そのうちに彫刻だけでなく書いてある字も覚え
字形に対する感覚も養われ、いつの間にか逆さに見ても普通に見えるようになり
普通に書いても逆さに文字を書いても同じように書くことが出来るようになっていました。
何年もやっていなくても、いつでもでも逆さに筆で同じように書けます。
練習とはそこまでやって練習なんだと思います。
書道の勉強もそうでした、毎月の課題は数百枚は書きました。
うまく書くとか考えずにたくさん練習しました。これで良いと思っても練習しました。
古典は見なくてもほぼ同じように書けます。ほとんどの字は頭に入っています。
それでも今、同じことの繰り返しをしています。
数十枚書いてうまく書けないと聞かれると、聞く前に練習してほしいなぁと思います。
パソコンは詳細に数百万分の一を明確に覚えますが、
人の脳は
数百万分の一を平行に何万と覚えます。人の脳はパソコンの比ではありません。
1<>1 が脳の知能を使った覚え方なら
1><1 が脳の体を使った覚え方です。
この差は歴然としています。もっとわかりやすく解説すると
脳の知を使った覚え方は
細い枝は伸びては行くけど、どこまで行っても細いまま。
脳の体を使った覚え方は
細い枝が100回繰り返しで少し太くなり、1000回の繰り返しで太い幹になり
10000万回の繰り返しで大木になります。
今は脳を使うことがはやされています。良いことだとは思っていますが
もっと、その核心に触れるべきだと思っています。
花押も同じですね、同じ花押を1000回書いてみると、花押の本質に少し触れて
花押らしくなるものですね。
1000回書くまではウォーミングアップのようなものです。
良い悪いの判断する以前の問題です。
なんでも噛み砕くことが大切です。
2011/04/04 鶴川記
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